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MIDIパッドコントローラのドレミ【DTM】

こんにちはこんにちは

最近はもっぱら曲作りばかりで、お絵かきを久しくしていないkmc-id: tkmax777です。

この記事は何?

この記事はKMCアドベントカレンダー15日目の記事です。昨日の記事は、kmc-id: kypさんによる、「Discord+GCEでいい感じのゲームサーバーを建てる」でした。2年連続でkypさんの後に記事を書くことになっていますが、昨年に引き続きすごいですね。

kyp.jp

さて、それでは本題に入りましょう。

最近、こんなデバイスを勢いで買いました。

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Launchpad X

知る人ぞ知る、Novation Lanchpad Xです。いやはや、以前からPad演奏に憧れていて、ついに買ってしまいました。今回はこの機器について、少し書いていこうと思います。

目次

Padって何?

いきなりPadといわれても…という人もいるかもしれません。これが何なのか、まずは説明しましょう。

みなさんが音を入力する機器として、まず思い浮かぶのは何でしょうか。きっと、多くの人は、ピアノの鍵盤を考えるのではないでしょうか。

そうです。実際、一般的にはDTMをするとき、ピアノの鍵盤の形をした入力機器、通称、MIDIキーボードを用いてを用いて入力することが主流となっています。僕自身も普段はRolandのA-49を使っています。

MIDIパッドコントローラは、この鍵盤のドド♯レレ♯ミ…を正方形のボタンで整列させたもので、MIDIの入力機器の一種です。

配置

では実際に音の配置を模式図と使って見てみましょう。

音配置
どうですか?超直感的!って思う人もいれば、いや、何がなんだか…。というか、色付けされているのに、べつにドレミに対応していたりしないのかよ。とか思う人もいるのではないでしょうか。

僕は後者でした。色付けされているのにドレミに対応していない。これが厄介です。つまるところ、実際に演奏するためには、改めてドレミの配置をちゃんと覚えなければいけません。

ではどのように覚えるのか。僕も始めてまだ一ヶ月もたっていないものの、少しわかってきた気がするので、簡単にまとめることにします。

見方を変える

先程の図では、全ての音をならべました。しかし実際に重要なのは、明らかにドレミファソラシドの、計8個の音ですね。(なぜなら♯や♭が付いている音は、これらを基準にすれば即座にわかる)

というわけで、まずは先程の図から、他の音を省いてみましょう。

ドレミ

どうですか。少しはスッキリとしましたね。

最初、このパッドのことを、「ドド♯レレ♯‥」と並べたものだと紹介しました。しかし、少し考えてみてください。横向きに見るのは本当に得策でしょうか。

そうです。縦に見てみると、何とピアノでいうところの黒鍵と白鍵が、キレイに分離されているのです。まずは、このことに気がつくのがとても大切です。

つまり第一前提として、パッドは横ではなく、できるだけ縦にみましょう。

パターンを見る

ここまでで、この配列が決して乱雑さだけを生み出しているわけではないことがわかりました。

では続いて、実際どのように音の配置を覚えていけば良いのかを見ていきましょう。まずは、1オクターブ(ド〜シまでの1セット)を含むように、次のように一部を切り抜きます。

1オクターブ+α

もっとスッキリしましたね。なんと、実際には最低、この配置さえ覚えれば良いのです。徐々に道が見えてきませんか。

では、ここからわかることを見ていきましょう。

1オクターブの距離

次の図のように、1オクターブ上の音を出すためには、二つ右上の音を押すだけで良いことがわかります。簡単!

1オクターブ

ドからの相対位置

次の図のように、なんと良くみてみれば、ラ以外はドを基準にすれば、直感的に位置を捉えることができることがわかります。Excellent!

ドからの相対位置

ラの位置

つづいて、ラの位置を良く見てみましょう。

ラの位置

はい、そうです。青から白に変わるところに丁度ラがあります。よって、これも即座に見分けることができます!Awesome

全体を見る

ここまできたら、全体の図をもう一度見てみましょう。

全体

ここまでの知識を踏まえると、最初よりも秩序だって見えませんか。

そうです。見方さえわかってしまえば、煩雑ではなく、ちゃんと意味がある置き方がされていることがよくわかります。

移調

では、ここで移調のことを考えてみましょう。

例として、C♯(嬰ハ長調)を考えます。同様に、1オクターブ分をドレミ…に対応するキーに沿って抜き出すと、次のようになります。

C♯

ここで、先程C(ハ長調)の場合のキーも並べます。

C

どうですか?

そうです!配置が両者、全く変わりません。つまり、最終的に、ドレミの相対位置を覚えてしまえば、移調操作は手をその分ずらすだけで済むことがわかります。Amazing!

どうです?ピアノのような、調ごとに押さえ方がかわる楽器とは、おさらばしたくなってきませんか?

最後に

今回は、多くの人が見慣れていないであろう機器、MIDIパッドコントローラの使い方について、少しだけ見てみました。今まで多くの人が、仮に目にしたことがあっても難しそう…って諦めていたのではないでしょうか。この記事が、皆さんがPadを始める機会に少しでも貢献できれば嬉しい限りです。

それでは、明日の記事はkmc-id: naka6さんが担当予定です。お楽しみに!

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冒頭でもお伝えしたとおり、この記事はKMCのアドベントカレンダーの15日目のものとなっています。是非併せて他の日の記事もご覧ください。

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